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escargologie

大阪府箕面市のシェア・フラット「田田庵」のブログ。

「景気恢復の恩恵」を困窮している人たちにも

「中流」以上の人たちの多くが、景気恢復の実感をもっており、そのうちの少なくない人たちが、それは自公政権の経済政策のおかげだ、と考えていることは、おそらく否定しがたい。一方で、貧困層にはその恩恵が十分に及ばず、そういった人たちはますます追い詰められてすらいるかもしれないということもまた、否定しがたく、見過ごされてはならないことである。ここで考えるべきことは、実際に景気が恢復しているのであれば、そこで生じた利益をいかに困窮している人たちにも配分するかということである。

もちろん、景気恢復の原因であると考えられている経済政策にも問題はあるかもしれず、そこに批判的な視線を向けることも重要である。とはいえ、現に景気恢復の実感をもちそれらの経済政策を支持する人が多数いるという現状においては、そこに異議を唱えたとしても、十分な説得力を持つことは難しい。たとえそれが少しずつ効果を上げるとしても、いままさに困窮している人たちを救うためには、あまりにも遅すぎるものとなってしまうだろう。

したがって、いままさに必要とされるのは、経済政策はそれなりに効果を上げていて、景気は実際に恢復しているかもしれない。でも、まだ困窮している人たちはたくさんいる。「日本のこれから」のためには、そういった人たちに「景気恢復の恩恵」を及ぼすことも大切なのだ、と呼びかけていくことだと考えられる。このような呼びかけのほうが、より多くの人の耳に届き、いままさに困窮している人たちを救うことにつながるのではないだろうか。

さらに付け加えるなら、こういった方法ですら、いままさにということについては、十分に迅速な効果をあげるとまでは云えないだろう。政治は良くも悪くも、そういったことには向いていない。それを補う*1ために現場で活動されている人たちには、月並みな云い方だが、まさに頭が下がる思いである。

(ユウタ 3.21)

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*1:“補う”という表現では、過小評価かもしれない